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「ちょっと片瀬、大丈夫?また、一人で仕事抱え込んでるんじゃないでしょうね?」
力なく机に身体を伏せる
私を見てそう聞いてきた木藤。
「……違うわよ、仕事より柳田くんに会えないのが辛いの」
完全に
柳田くん不足だ……
「会いに行けばいいじゃない」
「なんて言って?」
「会いたいから会いに来たって、片瀬のそのままの素直な気持ちを彼に伝えたらいいんじゃない?」
「……無理、言えない」
あんなにも
大胆に初対面の彼に対して
告白をしておいて今さらとは思いつつも
本気の恋が久々だからか
なかなか積極的に自分の気持ちを彼に伝えれずにいた。
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