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柳田くんの
言葉がただただ嬉しかった。
ここに来て
緊張でドキドキしながらも
今まで
何人の人たちが
柳田くんの
部屋に来たのかなって
そんなこと考えてモヤッとする私がいて
だから
柳田くんの
部屋に来たのは
私が初めてだと
言われて喜ばずにはいられなかった。
「美穂さんは、不思議な人ですね」
「そう?」
「いきなり俺の前に現れて、興味が湧いたとか言って、最初は面白い人だなって思ってて、なのに気づいた時には俺は、美穂さんに心を奪われてました」
私の
肩に腕を回し
自分の元へと
私の身体を引き寄せた柳田くん。
そんな
彼に甘えるように
彼の肩に頭を乗せれば
優しくそっと私の頭を撫でてくれた。
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