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そろそろ終わろう
リサは本格的に今後について、頭を悩ませていた。
「リサちゃん、大丈夫?今朝から浮かない顔してるけど、まだ本調子じゃない感じ?」
店長がリサの体調を気遣ってくれた。
「あっ、すみません。大丈夫です。ちょっと将来について不安があるなーってだけなので!」
「あらぁ、将来が不安だなんて、何か困ったことがあったら言って頂戴ね。」
「ありがとうございます。店長。」
(店長に気を遣わせてしまって申し訳ない…。
切り替えなきゃ!でも、本当にどうしたら…。)
結局、バイトが終わるまで悶々としてしまった。
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ピコピコッ♪
木村さんからだ。
[今度、よかったら夜にご飯食べに行かない?]
正直、今は木村さんと行く気になれない。
さらに言うと、また抱かれる気など一切ない。
良き相談相手ではあったが、きっと木村さんにとって私はそういうことをしたいだけの相手なのだろう、と、なんとなく感じていた。
(人妻に余裕で手を出してくる人だしね…。
どうにかして終わらしたい…。)
だが、カフェに勤めてる限り必ず顔を合わせるので
連絡を断つことすら難しかった。
ピコピコッ♪
今度は蓮也からだ。
[今度いつ出勤するの?会いに行きたい。]
蓮也とはタイミングが合わず、会うことができていなかった。
会わないと気持ちが落ち着いてしまい、
今はもう、かなり冷静だった。
(やっぱり蓮也は芸能人だし、私とは釣り合わない。それに…)
実はまだ、蓮也に既婚者であることを伝えていなかった。
(既婚者子持ちであることをちゃんと伝えて、
もう関係を終わりにしよう。連絡も絶とう。)
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二人との関係に、そろそろケジメをつけようと
本格的に思った矢先のことだった。
数日後…ついに出会ってしまった。
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