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運び屋
小鳥がカプセルを家まで運んできて、それをドクがお皿まで運んでいることが分かった。ただそれだけで理由なんてわからないし、手紙の主も謎のままだ。同じ小鳥か分からないけど、今度の土曜日に大通りの向こうにあった病院に行ってみようと決めた。
そのまま早く登校して手紙を読んだ。そして驚かされた。手紙を書いた人は、僕と似た思いをしている。そして僕に教えてくれようとしているんだ。
★
自分の姿が恥ずかしくて誰とも会わない日があった
でも恥ずかしい自分を受け入れてくれる友達がいた
そんな友達だけを大切にすればいい
大切な友達に気づけるのは
本当の自分を見せた人だけ
★
確かに思い返せば普通に声をかけてくれる友達はいたんだ。ただ僕が、あいつらの言葉ばかりを聞いて耳を塞ぐから、みんなの声も聞こえなく。ううん。聞かなくなってしまったんだ。
目立たないように、気づかれないように、下を向いて存在を消して拒絶していたのは僕のほうだった。
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