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「はい。そうです」
「有本に無理やりテーマを決まられて、いやいや作文を欠かされて辛いです。やってらえないです。あの禿げなに考えてんだバーカとか、何でもいいから書けよ」
「そんなんでいいんですか?」
「当たり前だろ。高三の自分は今、こんな状態です。って未来のお前に伝えてやれ」
「腹が減っていますとかでもいいんですか」
「いいぞ」
「眠たいです。やってらんないですとか書いても大丈夫ですか?」
「大丈夫だ」
「今日が何年の何月何日ですとか?」
「かまわん。とにかくマス目を埋めていけ。あと十五分だ。急げ」
「わかりました」
僕は書き始める。
『未来の自分へ』
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