ホワイトデー

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「それで?」 「今日、久々に桜に会って嬉しかったんだ。 でも・・・こんな体だから、負担かけたくなくて断ったんだ。」 「あぁ」 「アイツ、泣くって思ったけど、必死に泣かないようにしてた。 それ見て――強いって思えた。 アイツといる間、癒されてた。帰ったらぽっかりと穴があいたような感じで寂しいんだよ――・・・ アイツを縛り付けたくないのに、アイツの傍にいたいのに・・・・・・ どうしたらいいか、解らないよ・・・兄貴」 「・・・・・・」 兄貴は黙り込んだままいる。 なんとか言ってくれよ・・・兄貴。
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