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エンディング後のいつものアレ
まあこれは、次回への伏線でもあるのだが、あまり関係ない、要するに、地面に描いた龍の絵に、足を描いたって感じの話だった。
まあ、俺にゃあ関係ねえけどよー。正男のライブ、結構客入ってたな?
咥えタバコで、そいつはとぼとぼ歩いていた。
あ、それとよー。初日に凄え、屋上が光ったの、あれ、何なの?
何か、出し物で失敗したってえ体で落ち着いたけどよー。明らかにあれ、雷だったよな?
あ、それとよー。何か、おにぎり?あいつに、妖精共がざわついてんの、何でだ?
取り替えっこの用意ですよ!陛下!とかうるせえしなあ。
いやまあ、どうってことねえ陰陽師くずれと、理事長がデキてんのは知ってっけどよー。
――んあ?
「おい。おい!電信柱の陰に入る、おめえだよ。お前、何してんだ?ここで?」
静也とヤモリてめえ。そう言ったところで、そいつは突如闇討ちにされて、路傍に打ち捨てられたのだった。
打ち捨てられた、我等が排泄物、双頭の妖精王は、妙な靄に包まれて、この世界から、完全に姿を消した。
目を覚ました先には――見たこともない、牧歌的な異世界の光景が、広がっていた。
今度こそ了 警察庁祓魔課の来訪 異世界ツアー温泉観光編新装版に続く
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