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〇綿花の畑の中の一本道・十字路(夜)
月明かりに照らされた道は十字路になっている。
その十字路に立ち尽くすジョンソン。
大杉の声「夜中の12時前にはその十字路に立って、そこで時間になるのを待っていてください。そして、12時になったら、自分のギターを出して、ワンフレーズ弾いてみる」
ジョンソン、道の端に胡坐をかいて座ると、フレーズをつま弾く。下手。
暗闇の中から太った人影が現れて、ジョンソンの方へ歩いてくる。
人影は、ドン・ブラウン(50)。
大杉の声「一人の男が、村山君の前に現れます。そうしたら彼にギターを渡してください」
ブラウン「Your name?」
ジョンソン「My name is Robert Johnson」
ブラウン「Can I play?」
ジョンソン「Yes」
大杉の声「男はギターをチューニングして、何かしらワンフレーズ弾くはずです」
ジョンソン、立ち上がり、ギターをブラウンに差し出す。
そこに手を伸ばすブラウン。
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