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〇JUKE JOINT店内・全体（夜）
薄暗い店内。
五人ばかりが座れるカウンターと、２５人ほど座ればいっぱいになるフロアー。その三分の二ぐらいの座席が埋まっている。ギターが何本か壁にかかっていて、店内のあちこちにブルースマンのポスターが貼ってある。
奥のステージでは、バンドが「スウィートホームシカゴ」を演奏している。
ドラムス。ハープ。
エレキギター二人。そのうち一人が歌も歌っている。
エレキベースを弾いているのは、大杉秀樹（５９）。
ギター、最後のリフを弾いて演奏は終わり、拍手が起きる。
カウンターの中から、マスターの黒木敦（４５）マイクを持ってアナウンスする。
黒木「ギター鈴木さん、同じくギターの北村さん、ハープのテリーさん、ありがとうございました。次のセットは、ええと（と言って紙を見る）ギター、下田さん、ハープ、スキップ平原さん、そして今日が二度目の参加、ようこそギターの村山さん。皆さん、よろしくお願いします」
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