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放課後になり、私と美歩と末永くん、久保くんは学校の最寄りのショッピングモールにやってきた。
特になにか目的があったわけではないけれど、普段このお店よくくるとか、ここがおすすめとか話をしながらふらふらと歩いていく。
「あ、これやらね?」
久保くんが指さしたのは、小さなゲームセンターのような一角にあるエアホッケーだった。
「いいねー! 私、こういうの久しぶり」
乗り気な美歩は久保くんに続いて中へ入っていく。私の半歩前を歩いていた末永くんは、立ち止まって振り返った。
「町田さんはどう? やる?」
「私もやりたい!」
こういうのは小学生以来だ。昔は雪斗とかとよく競って遊んでいたけれど、中学生あたりからはこういう遊びはしなくなった。
エアホッケーくらいの運動なら足の痛みを悪化させたりはしないだろう。向かいに立つ久保くんが不敵に微笑む。
「朔、負けたらジュース奢りな」
「いいよ。負けないから」
私と末永くん、美歩と久保くんのペアになってスマッシャーを構える。
先行は末永くんで平たい円盤を久保くんの方へと打ち込むと、見事に一発でゴールに入った。
「ぅわっ!? まじかよ!」
「えぇっ! 末永くんすごい!」
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