蜜な時間☆

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蜜な時間☆

――――医務室 いや、俺はどうってことはないのだが。大事をとってルカたんに医務室のベッドの上に連れ込まれてお膝抱っこされていた。 「ルカたん?」 「リュリュ」 何故か縋るように首筋に顔をうずめてくるルカたん。尊すぎるわぁっ!はわわわわわっ!! 「私のスキルは、魔眼なんだ」 魔眼……確か色々な魔法を自由自在に使えるんだっけ。さっきのは恐怖か何かの魔法だったのかな?ヴィクトリオが失神していたし。 「本当に、私が恐くはないのか?」 「どうして?」 「魔眼は一般的に、恐れられるものだ」 「そう?俺は気にしたことないし、ルカたんが守ってくれるから何があっても平気でしょ?あ、もちろん俺もルカたんのこと守るからねっ!ヒーリング魔法なら任せて!」 「……リュリュ。リュリュは、常に私を癒してくれて、和やかにさせてくれる」 「本当?それ、ヒーリング魔法使いにとっては最高の誉め言葉」 「でも、私以外を癒すのは見てられない」 はぅあっ!!そ、それはヤキモチ?? 「えっと、一番はルカたんだよ?それに俺のヒーリング魔法って、好感度がないと効果が発現しないし」 現に、好感度マイナスどん底だったヴィクトリオにはちっとも効かなかった過去がある。あいつ、わざと怪我して俺に治せって言ってきたことあったけど、全く効果がなかった。早く王城のヒーリング魔法使いのとこ行けやって思った。 「そう、だったな。リュリュが大切に思う者たちなら、我慢する」 「うん、ルカたんいい子」 首筋に顔をうずめてくるルカたんの頭をなでなでしたら。 んちゅぅっ はうあぁぁっ!!襟をはだけさせられて、首筋に吸い付かれたぁっ! 「る、ルカたんったら、ここ、学園!」 「では、今すぐ私の家に行こうか」 「えっ!?」 「なら、問題ないだろう?」 「それは、その、そうだけど」 「じゃぁ、決まりだな」 そう言うと、ルカたんは俺を華麗にお姫さま抱っこして医務室を飛び出した。医務室の前にはアンズたちみんなが待っていた。 「リュリュは、連れ帰る!」 「どうぞご自由に!」 と、アンズがグッドサインを出してくる。え?何だろう。それはそれで双子の片割れに売られた感半端ないんだけどぉ~~~~っ!? 俺は驚愕しつつもルカたんによってアンティクワイティス公爵邸に連れ込まれたのだった。 ――――寝室。 「リュリュ」 「る、ルカたん?」 「好きだ、愛している」 「俺も、愛してるよ」 「んっ」 んちゅっ ちゅぱっ ルカたんの優しい口づけが、雨のように降ってくる。 そしてその手は俺の下腹部に伸びる。 「挿れて、いい?」 「うん、もちろん」 「それじゃぁ」 俺の服を丁寧に脱がしたルカたんは、自身の服も脱ぎ、ゆっくりと俺の蕾を解し始める。 ぐちゅぐちゅと解されて、やがてルカたんの指が増えて前立腺をコリコリと解される。思わず体がビクンと跳ねあがり、ずっこずっこと抜き挿しされる指で快感の渦に呑まれていく。 そして十分にとろとろになった俺の蕾の入口にごちゅりとルカたんの硬い亀頭が押し当てられる。さ、先走りでてるよ。もう、ルカたんったら。 やっぱりルカたんはかわいい。そんな風に思っていれば、欲情を抑えきれないのか、ずぶずぶと俺のナカに容赦なく挿入ってくる……っ。 ごりりっと、前立腺を抉るように掘削してくるルカたんの亀頭が、俺の最奥を激しく貫く。 そしてルカたんは俺の身体の上に覆いかぶさり、ずぶずぶと肉棒を抜き挿しし始める。 それはまるでルカたんが俺に縋りつくようにねっとりと吸い付くように俺の最奥に引き寄せられる。 ひと際大きな貫きと共に、俺のナカでルカたんの肉棒が膨張するのがわかった。そして、勢いよく噴き出す。 「んあ゛―――――っっ」 下腹部を満たしていく温かい白濁汁は、その快感を身体中に伝えていく。俺はその後もルカたんの身体に包まれながら、とちゅとちゅといつまでも甘い愛を注がれ続けた。
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