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敵機はいなくなっていた。
爆雷攻撃で上部甲板が破損していることが判明。
洋上で修理を行った。
* * *
アフリカ大陸の南端が見えてきた。
吠える40°を再び突破しなくてはならない。
しかし、帰りは幾分、楽であった。
風速40mもの暴風ではあるが、西風なので、姿勢を安定させることさえできれば高速で航行できた。
近藤艦長は、浮上と潜行とを天候に応じて巧みに使い分け、喜望峰を越えることに成功。
艦はインド洋に入った。
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