5人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
どうやら、伊92は、自軍が港湾に敷設した機雷に自ら接触してしまったようだった。
入港する時、案内なく無事に入港できたため、機雷の敷設状況は往路と変わっていないと近藤艦長らは思い込んでいた。
実は、機雷の敷設場所は変更されており、その内容は暗号で送信されていたのだった。
しかし、伊92側ではそれを把握していなかったのである。
はるばる、日本からドイツに向けて大航海を行った伊92は、自軍の機雷への接触で沈没という結末となった。
出港直後であったのが幸いし、艦長を含め、多くの乗組員の救助に成功した。
それでも、14名の命が失われてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!