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三階に差し掛かったところで、追手がかかった。反撃開始。相手の数はやはり多い。奪った銃には弾丸が大して入ってない。確認しようとしていた所を、四人がかりで取り押さえられた。
彼は悔しそうな顔をしてみせた。すると陣頭にやってきたコーラルは無駄なことを、とつぶやいた。
「貴官が誰だか判明したよ。軍警のコルネル中佐」
「……」
「カーマイン郊外で爆発があったが、あれは貴官のものだろう?」
「……」
「黙秘権を行使するか。では仕方がない」
連れて行け、とコーラルはコルネル中佐を取り押さえている四人に向かって言った。彼はただ黙っていた。
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