184人が本棚に入れています
本棚に追加
8-1 *全部俺がもらう***
*これから先、性的な表現を含みます。苦手な方は注意してください。
*R18要素あり。背後にご注意ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~
「滑らかで美しい肌だ」
興奮気味にサミュエルが言う。
「男の肌が滑らかだなんて褒め言葉にならないよ。鍛え上げられたサムのほうが何倍も素敵だ」
「アルの肌だから美しいんだ。誰にも触らせたくない」
鎖骨をつつ〜っと触られ背中がゾクゾクとした。
「はっ……っ」
サミュエルの視線が怖い。じっと僕を見つめながら体中を触ってくる。まるで僕の反応を楽しむ様に。胸の突起をつままれ思わずうわずった声が出た。
「ぁっ……ふうん」
ヒリヒリとした感触が痛痒いような切なくなるような感じがする。上に乗りあげられ舌で舐められると下半身が反応した。それを肌を密着させていたサミュエルに気づかれたようだ。
口の端を上にあげるとゴリゴリと腰を押し付けてきた。
「ひゃ。……そんな」
すでにサミュエルの分身も固くなっていた。淡白な僕は自慰もそんなにしたことはない。敏感な部分が擦れあって完全に勃ち上がった。
「んん……」
甘い声を漏らすと一気に下着を降ろされた。サミュエルが僕の股間を凝視する。
「ここも綺麗だ」
「あんまり見ないでくれ」
羞恥心で隠そうとする手を阻まれた。
「ダメだ。隠すな」
「はずかし……」
「大丈夫だ。俺しか見てない」
だからそれが恥ずかしいんだってば! 何が大丈夫なんだ? 抗議の声を上げる前にその唇で塞がれ貪られる。息苦しさに首をねじるとサミュエルの分身が目に入る。血管が浮き上がってて別の生き物のように見えた。
「サムの大きすぎ」
「っ……煽るな!」
「へ?……」
サミュエルは荒々しくサイドボードから小瓶を出すと僕の下腹部にオイルをぶちまけた。ハーブの香りがあたりに漂う。
「冷たっ……い」
「オイルは前から用意してた」
余裕がない様にサミュエルの太い指が僕の中へと差し挿れられる。いきなりなんて無理だ。でも。それでも……。
「……くぅ……」
「息を吐け」
「ぅうっ。サム……」
涙目で訴えると深い口づけをくれた。必死に舌を絡めると力が抜ける。
「ん……んん……ぅん……」
ゆっくりとサムの指が挿り込んでくる。奥へ奥へと挿り込む異物感に息を詰めてしまう。必死で息を吐くと涙が溢れる。
「アル……」
耳元で囁かれ涙をなめとられると腰の奥が疼いた。
「ゆっくり……してくれ。はじめてなんだ」
僕は息を吐きながらサミュエルを見つめる。目を閉じると怖くなるからだ。青い瞳が嬉しそうに僕を見つめる。カッコいい。
「わかった」
最初のコメントを投稿しよう!