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三人は徹夜で作業を続け、宇宙人のプログラムを解析し、それを改良して地球の気象を正常に戻すための新しいプログラムを開発した。
「サクラ、ここに矛盾がある。これをどう処理するかが問題だわ」
ユキが画面を指差して言った。
「うーん、確かに。どうすればいいのかしら」
考え込むサクラの肩を長官が叩いた。
「そこは、気象庁で研究中の技術を組み合わせて修正しよう。これでどうだ？」
「いいわ。それで行きましょう」
サクラは頷き、再び作業に没頭した。
朝が来る頃には、プログラムは完成していた。窓の外はまだ薄暗く、夜の名残が感じられた。だが、三人の顔には達成感が漂っていた。
「これで、地球の気象を元に戻せるはず」
サクラは疲労を隠せない顔で言った。
「やってみましょう、サクラ」
ユキの言葉に長官もうなずいた。
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