雨上がりの謎

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サクラが新しいプログラムを衛星に送信し、気象を正常に戻す作業を開始した。サクラの指が一つ一つのキーを慎重に押し、プログラムが確実に衛星へと送られていく。彼女たちの心は不安と期待でいっぱいだった。 「送信完了。これでどうなるか…」 サクラは息をついて言った。 数時間後、東京に青空が広がり、異常気象は収束した。サクラとユキと長官は研究所の屋上に上がり、晴れ渡る空を見上げた。 「見て、サクラ! やったわ!」 ユキが歓声を上げた。 サクラと長官は微笑みながら空を見上げた。 「本当に青空が戻ってきたわね。私たちの努力が実を結んだんだわ」 しばらくの間、無言で青空を見つめていた。研究所の屋上には心地よい風が吹き、長い間忘れていた平穏が戻ってきたようだった。 再び部屋に戻ると、宇宙人からのメッセージが表示されていた。
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