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翌朝、涼介から連絡が入る。宏樹は寝ぼけ眼でスマホに出た。
「宏君、起きてる?」
最初、何か分からずにいたが、徐々に意識がはっきりし始め慌てた。
「あっ、すまん……今、起きた」
「そんなことだと思ったよ……大丈夫かい?」
「大丈夫だよ……すぐ用意するよ」
「慌てなくても大丈夫だよ……一時間後くらいに迎えに来るから」
「分かった」
宏樹は頭をはっきりさせるためにシャワーを浴びた。それからコーヒーを飲み落ち着かせ迎えに来るのを待つ。きっちり一時間後に連絡が入り部屋を出て涼介たちと合流した。
「じゃあ先ずは教会だね」
涼介はそう告げると車をある教会まで走らせた。
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