キツネは嫁入りしたくない

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そこからは何事もなく日々は進み、受験一色になって。 それから、俺は無事に合格して高校生になった。 「あ、秋口くん!」 「え?飯島さん!」 「同じクラスになったよ。嬉しい!心細かったんだよね」 「え?同じ?え?え?は?」 クラス表に貼られていた俺の名前と、飯島さんの名前は......。 ほんのりと虹色に輝いていた。 虹?もしかしてキツネの恩返し? 俺の片思いの相手、飯島さんと同じクラスにしてくれた? 「最高の恩返しだな」 ありがとう、キツネさん。 ここから先の恋の勝負は俺の努力次第だ。 やってやろうじゃねえか! ━━━━完━━━━
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