ここは現実

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「あ、そーいや聞いた?」 「ぁにがだよ?」 「新しい生徒会の人気が学園史上でも過去最高かもって話」 生徒会──── それは権力の塊で顔面偏差値が日本トップレベルなのではと言われるほどの美形集団だ。 そのため親衛隊の規模も馬鹿みたいにデカく関わると色々と厄介な目に遭う。 「知らぬが仏、触らぬ神に祟りなし。 知らぬ存ぜぬを貫きたいのでその話はやめろぃ」 「え〜」 「えーじゃないですぅwほれ、ヤマセン来たぞ、掘られたくなきゃ席戻るんだなwwww」 少し不満そうにしながらも蒼一は「んじゃあとで!」と爽やかさを振りまいて席へ戻って行った ちなみに平は後ろの席 ヤマセンとは疚陏 匡吾(やまうり きょうご)先生のこと。 S組の木渓(きたに)先生と若干キャラが被っているがヤマセンは庶民でノンケである。 木渓先生は生徒と遊んでる噂があるが、事実らしい。 え、2次元かなんか?と聞きたくなるよな、わかる。 俺も時々思う。
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