ここは現実

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「きゃぁー!疚陏先生今日も素敵ですぅー!」 「組み敷かれて慌てるホスト教師もいいと思うんですよ!!」 「はぁ、顔が良い……」 「うるせーぞ〜、俺はDKになんか興味ねぇの。 抱いて欲しけりゃJKになってから言いに来いや。卒業したら考えてやらんこともない。」 朝から盛んなクラスメイト達をあしらうのにもだいぶ慣れてきたヤマセンは死んだ目をしている 去年は血管切れるんじゃねぇかってくらい声荒らげてたからなぁwwwww 『ぅるっせぇ!!俺は男に興味はねぇんだよ!!!!女になってから言いに来い!!!!』とwwwww これ普通ならセクハラだよなwwwwww 駄菓子菓子 この学校は顔が良ければ大抵のことは許されてしまうのである まぁッ!なんて無法地帯! 「よーし、出席とるぞ〜いない奴は手を上げろ〜」 「ヤマセーン、いない人は手をあげれないと思いまーす」 「よし、万宮が欠席な〜」 「あれ俺の声聞こえてますぅ?!」 ドッと笑いが起こり緩やかにホームルームが始まった。 A組は成績や家柄などがS組に一歩及ばなかった生徒が多い。 なので競争心もしっかりあるが、プライドが高すぎることも無く割と平和でクラスメイト同士ほかのクラスと比べて仲がいいのでは、と個人的に思っている そうして教室は蒼一とヤマセンの掛け合いを楽しむ笑い声で溢れかえり、平和な一日が始まったことを知らせた
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