ここは現実

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「はー?俺だってお前を嫁にとか...無理無理無理。こんな料理しか取り柄のない限界オタクとか無理だわ」 「俺も〜まさちゃんはパスかなぁ……」 「なんで俺が振られたみたいになってんの???ねぇなんで????」 そうわちゃわちゃしているとチワワ2人がちょこちょことこちらに寄ってきた 「ぁ、あのぅ……」 「ちょっと、いいですかぁ…?」 「ん?」 「どした?」 「ふぁんらよ?(なんだよ?)モグモグ」 あ、2人の注文待ってらんなくて先に弁当食ってます。 さすが俺昨日の余りでもめっちゃ美味い 「あの、これ!よかったら!!」 「どうぞ!!!!」 差し出された小さな手のひらに乗っていたのは可愛らしくラッピングされたマフィンが3つ 恐らく俺たち宛てなのだろう 「おー、さんきゅ」 「また後で食べるね〜」 「ふぁんうう!(サンクス!)」 それぞれ受け取りお礼を言うとぺこりと慌てて頭を下げて逃げていった このいじらしい態度だけなら可愛いんだけどな…… 男なんだよな…… しかもいじめが多発しやすい…… 「ふぉふぉふぁふぁふぉふぁいふぁあ」 「あんだって???飲み込んでから喋れや」 「まさちゃん口からこぼしてる〜!汚ーい!」
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