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「ゴクンッ...これさ、なんか嫌な予感するんだよなぁ」
先程受け取ったラッピングをじっと見つめる
ソースは俺の中のKP
KP『[シークレットダイス]...これは手をつけない方がいい、と直感が言っている気がします』
「あー...」
「"あの"パターン?」
2人は俺の発言を怪しむことはなく察した顔でマフィンをそっとしまった
「念の為、後であそこ行くか...」
「何も無かったらあまりは食べればいいしね〜」
「まぁ、確認だけ、な...」
俺たちは生徒会や人気上位の生徒程ではないが、この学園ではそこそこの顔と人気を保持している(不本意だが)
その為たまにだが、まぁ、異常な奴とも遭遇するわけで……
─────
「というわけで香桵くん、今回もよろしく!」
「ふぇぁ...我も暇ではないんですが...」
「たのむ!他の奴には頼れねーんだよ...!」
「ぅぅ、まさくんが困ってるなら...まぁ...」
この子は香桵 龍桜
科学部に所属している先輩で俺の親衛隊長である
「またお菓子を貰ったんでござるか...何が入ってるやもわからんのだから受け取らない選択をすれば良いものを...」
「せっかく作ってくれたのに初っ端から怪しむのは、なぁ?」
「そうだな、美味いやつは美味いし」
なんて言って3人で今まで貰った中で美味しかったものについて談笑をすると、先輩は呆れた様子で笑いマフィンの欠片を何度見ても理解不能な機械に入れる
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