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「どいっつもこいつも、純粋な好意を寄越しやがれってんだ。」
「香桵せんぱーい、今日はどんなのが入ってたの〜?」
パンパンと手を払いゴミ箱を冷たい目で見る平は皆が騒ぐ"クール"に当てはまるのだろう
けっ
「ふむ...成分を見るに、催淫効果がある物質が多いでござるな。それと睡眠効果のある物質も確認できるため...食べて眠ったところを襲う算段だったようでござるな!」
「ござるな!じゃないんよ、あっぶねー...wwww」
成分の説明に笑いつつ割と心臓がバックンバックンいっている
んな成分のあるもんをどうやって入手して調合してんだよ...
「純粋な厚意からの普通のお菓子を食べたいのもわかりますが、こういうものも紛れるのが嫌なら全てシャットアウトするのが賢明ですぞ。」
「ぶー...」
「まぁまぁ、今回は気づけたんだし良しとしよう!んじゃ、授業あるからそろそろ行くね先輩」
正論を言われぶーたれる俺を引きずっていく蒼一と香桵くんに軽くお辞儀をして後をついてくる平と共に5限目へと向かった
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