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「...っかぁ〜!終わった〜!」
5限、6限と終え残りはSHRのみとなった
「なぁなぁ」
「んぁ?」
ぐぐっと伸びをして欠伸を噛み締めていると横の席から声をかけられる
「どしたよ、山田くん」
「これ、昨日作ったんだけど余っちゃってさ、貰ってくんね?」
山田はタッパーに入ったクッキーを渡してくる
「お、さんきゅ!山田くんのクッキー美味いから好きなんだよ〜」
ここで、「あれ、お前さっき薬もられかけてなかった??」と読者の皆様はお思いでしょう。
ですが
「そう言ってくれて嬉しいよ。田烏は素直に感想言ってくれるし、研究も捗るわ〜」
山田くんは山田製菓の長男でお菓子作りが本業なのである。
よって俺は試食係であって薬を盛られたことは1度もない
「発売前の試食品食えるなんて役得だしなwww」
上機嫌にカバンへしまい夕飯後の楽しみとして今からにやにやしてしまう
「おう、また明日感想聞かせてくれ!」
山田くんはにぱっと可愛らしく笑いHRが始まった
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