ここは現実

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「あっそ……つか雅斗(まさと)お前、その髪色めっちゃ目立つな。」 「だっろぉ?イメチェンってやつ?w」 雅斗、とは俺の事。 田烏 雅斗(たがら まさと) それが俺の名前。 「まぁ先生たちも金髪とかいるし、成績落とさず学校の気品を落とさず、且つ家の品格を落とさなければなんでもいい学校だしなぁ、問題は無いか...」 「家の品格てwあんなけワーキャーワーキャー騒ぐヤツらに品格もクソもあんのかよwwwwwwテラワロスwwwwww」 「あーあー、またそんな事言ってっと親衛隊にドヤされんぞ...?」 「ふん!w我は決して!退かぬ!媚ぬ!省みぬ!wwwww」 親衛隊とは、特定の生徒に公認で作られるファンクラブのようなもの。 親衛隊それぞれによって多少ルールは異なるが基本は『親衛対象を守る』ことだ。 生徒に対してファンクラブってなんやねんwwwww 家の品格とは、いわゆるこの学校にはブルジョワの方々が通っていて 家柄の良さでも待遇が変わったりしている。 「クラス編成に家柄持ち込むとかなんなんでしょうかしょうがwwww」 この学校ではS〜F組まであり Sが容姿、成績、家柄全てにおいてトップクラスである。 だが特待生は例外としてS組に分類される。 逆にFは家柄が良くとも素行や裏稼業関連などといった理由からそこに振り分けれるわけだ。
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