ここは現実

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「ま、人の上に立つ為の練習場みたいなとこあるからな。数少ない庶民の外部生にとってはパイプ繋ぎとか……社会に出る前の疑似社会的な?」 「金持ちは大変ですなぁ〜」 「のんきに言ってるけど、雅斗も外部生だろ?媚び売っとかなくていいのか?もう1年経つけどぼっちじゃん。」 「ぼぼぼぼぼっちじゃないやい!!孤高なんだい!!!」 そう、わてくし雅斗は外部生なのである。 数少ない、というのは外部からの受験がクッッッッッッソムズいというのと、外部生の枠は特待生を含め4人しかいないのである! そして俺の代で外部性は2人。 俺(A組)と見た目ヤンチーなイケメソ(S組特待生)である。 ちなみにそのイケメソとの面識はない。 「どちゃクソイケメンな外部生がいる」とキャーキャー騒がれていたため一方的に知っているだけなのだ と、そうこうしている内に下駄箱についた。 「うわぁぉ……」 「んぁ?平ちゃんどーちたのぉ?wwwいきなりマヌケな声出して止まっちゃって、気になるブーブで、も……ぉぉぉぉ????」 いきなり平が間抜けな声を出して立ち止まったのを煽り散らか……そうとしたところで視界に入ったモノによって俺もマヌケな声になってしまった 「……またかよ、」 「モテモテですなぁwwwww」 それは靴箱から溢れ出る手紙と手作りお菓子と髪の毛とその他もろもろ愛の結晶(笑)たち 「手紙と菓子はいいとして、なにこの髪の毛……この丸まったティッシュは……うげぇっ!使用済みパンツ?!?!」 「うぉぉ、wwww今日も熱烈ですなぁ、wwwww」
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