5 転校生

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翌日。 「平世!俺!男になろうと思うんだ」 唯一の友人がおかしくなっていた。 「急にどうした、保健室いくか」 「違う、俺は正気だ…天使に…クララ様に…俺は告白するっ!」 クララ…様? 「なんでクラスメートに”様”なんてつけるんだよ。クララさんで良いだろ」 「何言ってんだ平世!彼女の美しさはこの世のものではない!よって、彼女は人間ではないのではないのだろうかっ!」 …よし関わらないでおこう。 「鈴木拓真、行きます!」 そうして意気揚々とクララに告白しに行き…無事撃沈して帰ってきた。 俺は仮にも護衛なのでクララの様子を見ていなければならず、親友の無様な姿を見る羽目になったのだった…。
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