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「てか花。なんでパンティ履いてんの?」足の間から見えたらしい。すると彼はあたしの女の部分をいきなり手で包み込み、あっちゃあ、と言う。
「ぐっちょぐちょじゃん。……もしかしてキスだけで濡れた?」
その間もヒップをさわさわと撫でられもう、……どうしようもならない。
「悪かったわね」あたしは顎を引いてきつく彼を見上げた。「どうせ、……キスだけで腰抜かしちゃうあなたが悪いんだからね! 責任取ってよ! ……だから」
観念して言った。「……花のおっぱい、舐めてください……」
頭を撫でられた。「花。可愛い」
「馬鹿。もう、見ないで」とあたしが横を向き、シーツで顔を覆うようにすると背を撫でられた。
彼の手が、肩越しにあたしの着ているガウンへと周り、
「全部、脱いで。花のすべてをおれに晒して」
女と男が出会ったときにすることは決まっている。改めてそう感じた。
*
「あん。あん。や……っ」
あたしの乳房を両側から包み込み、顔を埋めて貪る彼の表情。
顎を引いて寸時、盗み見た。
なんて、綺麗な顔で女を愛するひとなのだろう。
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