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「ぐちゅぐちゅだな。もっと、可愛がってやんないと」
左手であたしの右胸を刺激し、右の手で――指を二本、挿れた。
「あ、あ――」
がくん、と腰が抜けた。視界がぶれる。あっちゃあ、と彼は笑った。
「指挿れられただけで軽くイクなんて。えっちだな。おれの花は」
そして指を抜き差しする。それだけで、「……っ……」
「声、我慢しないで」歌うように彼は言う。「花のえっちな顔も感じている声も大好き。もっと、聞かせて……」
ゆっくりだった刺激がだんだん強くなる。加速するそれにつれてあたしの理性も吹っ飛んでいき、愛欲の塊と化す。
自分でも出したことのないような高い悲鳴をあげ、超絶的な官能と共にあたしは絶頂を迎えた。
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