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 言われたことが頭の中で映像化できる前に、身体をくるりと反転させられた。  目の前のタイルの壁に両手を突く。 「太腿、閉じてね」  おっきな手のひらが、僕の太腿を両側からキュッと圧した。そして腰を支えられる。 「…あ……っ」  脚の間、先輩の、が……っっ 「あ、あ、あっ」  前に回ってきた手で性器を握られて、股の間に先輩の太い性器が差し込まれてる。そして、ゆっくりと先輩が動き始めた。  擦れる……っ おしり、とか……っ 「…あ、あ…や……っ」 「嫌?」    耳元で問われて身震いした。シャワーを浴びてるのに、汗が噴き出すのが分かる。  首を横に振って先輩に応えた。 「よかった……。もちょっと動いてもいい?」  少し上擦った声にゾクゾクする。うんうんて頷いたら、耳たぶにちゅってキスしてくれた。 「…ん、あ、あ、あ……っ」  指で、先…弄られて、後ろ、から……  これ、すごい……っ  先輩の性器が僕の脚の間をぬるぬると動いてて、首に、背中に、熱い息がかかって口付けられる。 「あ、も……っ」  おしりと性器の間のあたり、そこを擦られるのがたまらない。 「このへん、きもちい?」 「あっ、…あんっ」  片手で腰をしっかり掴まれて、太い性器のくびれで何度も撫でられる。その間も先輩の指は僕の先端をくちくちと弄ってる。 「あ、あ、あ…あぁっ」  も、だめ……っ  ぶわっと持ち上げられるような感覚がして頂点に駆け上がった。 「うわ…、かわい…っ、腰揺れてて…。ちょ、ごめんね」  放出で力の抜けかかった僕を先輩がぐいっと支えた。 「あ、え……あんっ」  太腿の間を先輩のが行き来して、時々さっき撫でられて気持ちよかった所を掠める。  さわって…ほし……っ  我慢できなくて腰を少し落とした。 「…あ、あっ」  きもちい……っ 「やっば…、も……っ」 「あ……っ」  かかった、先輩の熱いの  触ってほしかったとこ、に……っ 「……っっ」 「…保科くん、もっかいいけたね」  耳に先輩の熱い息と掠れた声。 「あ、あ……」  息、苦しい  こんな続けて、なんて初めて……  心臓、心臓おかしい  脚、カクカクする 「……っと、疲れちゃった? 立ったまましんどかったね、ごめんね」  僕を抱き止めた先輩が、肩口にキスをしてくれた。  ぎゅうっと抱きしめられて幸せで、だから…… 「…せんぱ……、ごめん、いらない…です」 「え?」  先輩が僕を大事にしてくれてるのは分かってるけど 「だいすきだから、だいじょぶ……」 「…保科くん……っ」  更にぎゅっと力強く抱きしめられて、僕も先輩の腕に手を添えた。  秋川先輩が僕にすりすりと頭を擦り寄せる。髪の毛が素肌に当たるの、ちょっとくすぐったい。 「……もうどうしよ、俺……」 「え……? あ……っ」  肩の少し背中側、ちょっと痛みのあるキスをされた。 「保科くんのこと好きすぎておかしくなりそう……」  また、ちゅうって肌を吸われる。  キスマーク……  先輩の大きな手のひらが、背中から腰に向けて撫で下ろしていった。 「……あっ」
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