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R 147
言われたことが頭の中で映像化できる前に、身体をくるりと反転させられた。
目の前のタイルの壁に両手を突く。
「太腿、閉じてね」
おっきな手のひらが、僕の太腿を両側からキュッと圧した。そして腰を支えられる。
「…あ……っ」
脚の間、先輩の、が……っっ
「あ、あ、あっ」
前に回ってきた手で性器を握られて、股の間に先輩の太い性器が差し込まれてる。そして、ゆっくりと先輩が動き始めた。
擦れる……っ おしり、とか……っ
「…あ、あ…や……っ」
「嫌?」
耳元で問われて身震いした。シャワーを浴びてるのに、汗が噴き出すのが分かる。
首を横に振って先輩に応えた。
「よかった……。もちょっと動いてもいい?」
少し上擦った声にゾクゾクする。うんうんて頷いたら、耳たぶにちゅってキスしてくれた。
「…ん、あ、あ、あ……っ」
指で、先…弄られて、後ろ、から……
これ、すごい……っ
先輩の性器が僕の脚の間をぬるぬると動いてて、首に、背中に、熱い息がかかって口付けられる。
「あ、も……っ」
おしりと性器の間のあたり、そこを擦られるのがたまらない。
「このへん、きもちい?」
「あっ、…あんっ」
片手で腰をしっかり掴まれて、太い性器のくびれで何度も撫でられる。その間も先輩の指は僕の先端をくちくちと弄ってる。
「あ、あ、あ…あぁっ」
も、だめ……っ
ぶわっと持ち上げられるような感覚がして頂点に駆け上がった。
「うわ…、かわい…っ、腰揺れてて…。ちょ、ごめんね」
放出で力の抜けかかった僕を先輩がぐいっと支えた。
「あ、え……あんっ」
太腿の間を先輩のが行き来して、時々さっき撫でられて気持ちよかった所を掠める。
さわって…ほし……っ
我慢できなくて腰を少し落とした。
「…あ、あっ」
きもちい……っ
「やっば…、も……っ」
「あ……っ」
かかった、先輩の熱いの
触ってほしかったとこ、に……っ
「……っっ」
「…保科くん、もっかいいけたね」
耳に先輩の熱い息と掠れた声。
「あ、あ……」
息、苦しい
こんな続けて、なんて初めて……
心臓、心臓おかしい
脚、カクカクする
「……っと、疲れちゃった? 立ったまましんどかったね、ごめんね」
僕を抱き止めた先輩が、肩口にキスをしてくれた。
ぎゅうっと抱きしめられて幸せで、だから……
「…せんぱ……、ごめん、いらない…です」
「え?」
先輩が僕を大事にしてくれてるのは分かってるけど
「だいすきだから、だいじょぶ……」
「…保科くん……っ」
更にぎゅっと力強く抱きしめられて、僕も先輩の腕に手を添えた。
秋川先輩が僕にすりすりと頭を擦り寄せる。髪の毛が素肌に当たるの、ちょっとくすぐったい。
「……もうどうしよ、俺……」
「え……? あ……っ」
肩の少し背中側、ちょっと痛みのあるキスをされた。
「保科くんのこと好きすぎておかしくなりそう……」
また、ちゅうって肌を吸われる。
キスマーク……
先輩の大きな手のひらが、背中から腰に向けて撫で下ろしていった。
「……あっ」
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