はじめての恋の進め方

R 149

「さっきここ、気持ちよかったね」
　お風呂場で先輩の性器で撫でられた所を、今度は指で撫でられた。
「……ん、あ……っ」
　ゆるゆる、っていうかぬるぬると指がそこを撫でて、足がびくびく跳ねる。
　脚、開いちゃ……
「あ……っ」
　おしり……っ

　窪みの縁を、指がそぉっとなぞっていく。優しく優しく円を描いて窪みの中心に向かい、そしてまた外に向かう。
　なんか変な感じ……っ
「保科くん、大丈夫？」
「…え…あ、…うん……っ」

　指が窪みの中心に少し圧をかけた。
　あ……、なん…か……っ
「これ、平気？」
　そのまま、ゆっくり押される。
「……あ……っ」
　同時に、さっき足の跳ねたポイントをまたぬるりと撫でられた。
　そこ……は……っ
「あ……っ　ああ　あぁん……っっ」
　腰揺れちゃ……
「あ……っ」

　ゆび……っ
　ナカ、はいって……っ

「あ　あ　あ　あ……っっ」
　触られてる、僕の内側。
　ナカに入った指が内壁を優しくなぞる。
「痛くない？　保科くん」
「……くな…っ　あんっ」
　ぬるっと指を動かされたら腰が捩れる。指が触れる所が熱くなってきてる気がしてきた。

　秋川先輩の指が動くたび、くちくちと水音がして時々とろりとしたものが肌を伝っていくのを感じる。
「んっ、…ん……っ」
　やわやわと内壁を撫でながら、少しずつ指が奥に入ってくる。
　あ、なんか……っ
「このへん、かな？」
「ひぁ……っっ」

　ぎゅんとする快感が腰に響いて背中が反った。顎が上がって口が開く。
　あし、ぴりぴりする……っ
「う…わ……やば……っ。俺保つかな……」
「…あ…あんっ」
　焦りを滲ませた声で呟いた秋川先輩が、そこを何度も撫でて僕のナカで指をぐるりと回した。広げられた縁からまた、とろりと液体が流れ出て、勝手に腰が揺れてしまって恥ずかしい。

「もう１本、入れるね」
「う、ん…あっ」
　倍の太さになった指が、思ったよりすんなりと入ってしまう。
「もうね、だいぶやらかいよ、保科くんのここ……。ナカ、指が気持ちいい。とろんとして……」
　喋る先輩の息が荒くて声が掠れてる。その先輩がぺろりと唇を舐めた。
「…あ…っ」
「ははっ、今俺の指締め付けたね。すげ……」

　ずっと慎重だった先輩の指の動きが、少しずつ大きくなってくる。
　指が出入りするたび、くちゅくちゅって水音がしていやらしい。
　先輩が僕のナカに指を入れたまま覆い被さってきて、唇を重ねて舌を絡めた。
「んっ　ん…んっ」
　舌と指で粘膜を刺激されて、頭から背骨までぐにゃぐにゃになってきてしまう。

　カラダ…とけちゃう……っ