ナンパ

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「そう!ナンパ!」 認めるようだ。 「急すぎて、よくわからなくて…すみません!考える時間下さい」 「じゃあ考えて?今」 「い、今!?」 うーん、そんな短い時間で考えるの?でもなぁ、俺のこと気に入ってくれてるのは嬉しいしなぁ。 「えーと、俺のこと気に入ってくれて、ありがとう!だけど、今から学校だからもう行かないと…」 「私と付き合うか決められない?私おかしい?」 「そういうことじゃなくて…ナンパされたことないからびっくりして考えらんない!」 「そうなの?ナンパされないの?」 「されません…」 「へー!そうなの!」 なんか楽しそうだな。 「じゃあ、電話番号教えるから、付き合うか決まったら連絡ちょーだい!」 「え!?えーと、今携帯持ってなくて…」 「じゃあ、紙に書いてあげる」 「…ありがとうございます。と、ところでお名前は?」 「リリー」 「リリーさん?」 「そう。あなたは?」 「艶耀(えんよう)です」 「エンヨー?」 「はい」 「わかった。エンヨー、連絡待ってるね」 …紙を受け取ってしまった。 「それじゃあ、気を付けて!学校行ってきます」 そのままランニングに戻る。 どうしよう…かな…。
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