初デート

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初デート

晩御飯食べたあと、(すぐる)くんの家に行く。 「優くん!お願いがある!」 「まったく。叶えられるわけないから」 「まだ言ってないのに!」 「お願いなんて聞きたくない」 「…優くんにしか、頼めなくて…」 「は?」 「…やっぱり帰る」 「いや、言えよ!気になる」 「じゃあ言う!もしかしたら、彼女ができるかもしれない」 「は?意味がわからない」 超絶呆れたって顔した。 「もしかしたらってなに?告白する?」 「違う。まだ彼女じゃないんだけど…」 「は?どういうことだ?」 「ナンパされた!それで、付き合ってって言われた!」 「それで?なんで付き合わないんだ?」 「え?だって知らない人だし…」 「とりあえず付き合えばいいじゃん?」 「そういうこと?でも結婚してほしいって」 「ぶっ飛んでんなその子。でも、そんなの現実的じゃないし。まー付き合えばよくね?」 「そう?」 そんな簡単でいいのか。 「それでなにを頼みたいんだ?素性調査?」 「違う!お金貸して!」 「はぁー?金貸してくれってその女に言われたのか?騙されてるぞ!」 「違って。遊園地行くから。明日行くから、お金足りないかもしんない…」
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