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「お疲れ様〜って…どうした?伍代さん、昨日より疲れてない?」
「ぁ…富永さん……お宅の従兄弟さんが……スーパーで暴走してたんで疲れました」
「わ、これ…全部買って来たんだ…」
あのあと都志は、お菓子のコーナーで真剣にお菓子を選び始め、和洋バランスよくいくつかのお菓子を選んだ続きにおつまみになるお菓子…と言い出して…お菓子にクラッカー、ドライフルーツ、チーズや何かの瓶詰め…と…
「これは暴走レベルだな、都志」
「めちゃくちゃ安かった」
いやいや…高かったし…
「そうめん…食べますけど、お二人も…」
「「食べる」」
時間的にそうですよね。声を揃えたあと、何やら仕事の話をしている二人の分もそうめんを用意する。キッチン道具はちゃんとあるのに…どれもきれいなままだね。
カレー皿みたいなお皿にそうめんを盛り、しば漬けとちりめんじゃことネギをそれぞれまとめて乗せておく。そして麺つゆを流し入れると完成。
「こんなのですけど…どうぞ」
「うまそうだ、いただく」
「すぐにお腹がへってしまうかもしれないので…ご飯はもうちょうど炊けます。明太子とかで食べてもらったらいいかな…と」
麺類はすぐにお腹が減ると、兄がいつも言ってたから。二人とも、美味しいと言いながらペロリとそうめんを食べてから、やっぱりご飯も食べてる。
「じゃあ、伍代さん。パソコンの確認をしてくれる?」
「はい」
業務に問題ないか確かめるので、今日はリビングでパソコンを使う。会社のデスクで当たり前だった24インチデスクトップパソコンのモニターがなんだか近くて、何度か置き直しながら作業を進めてみた。
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