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「大学は?」
「一日くらいどうって事無い。それに、修平より優先するものなんてない」
言い切った康哉に思わず顔が赤くなる。
「帰れなんて言うなよ」
「いや、俺もまだ一緒がいい」
そう言うと、康哉に顎を取られてキスされた。そのまま壁際に追いつめられて、いろいろ覚悟を決めようとした時、康哉が
「先にシャワー浴びてくる」
と言って離れた。
狭い浴室に消える康哉を目で追って、ベッドに倒れ込む。すでにガチガチに硬くなってる。キスされただけで。
俺、多分女の子と付き合うとか無理だ。
もし付き合えたとしても、誰か男に抱かれたいと思ってしまう。そんな彼氏嫌だろ。
間違いなくアニキのせいだな。アニキの特訓でこうなった気がする。いや、ラウルの時からそれほど嫌じゃ無かった。俺を異世界に飛ばした原因は康哉なんだから、康哉に責任取って貰うしかない。
「はぁ……」
自分でズボンの中に手を入れて触っていると、康哉が戻って来た。
下着一枚の康哉をみてますますエロい気分になる。
やっぱり康哉が好きなのかも。
両手を開くと、康哉が俺に覆い被さった。
「俺もシャワー浴びた方がいい?」
「いや、待てないからそのままでいいよ」
「潔癖性は?」
「こういう行為は平気だ」
そういうものなのか?
考える間もなく康哉が俺のシャツをまくり上げて、あらわになった胸にしゃぶりつく。
キスマークをたくさんつけられて、脇腹も撫でられて、ヘソにも舌を入れられる。俺が喘ぐのを楽しそうに観察する康哉。
「可愛いよ」
散々それを繰り返されて、快楽で溶けそうになってきた。ずっと刺激を与えられ続けて思考が曖昧になる。
康哉は今までの男達と違って、優しいけど延々と焦らしプレイを行うタイプだった。
真っ赤になるほど乳首を責められた後、ようやくズボンを脱がされる。
その頃にはもう力が入らない。
「まだ痛そうだな。今日は止めておくか?」
康哉が俺の下半身をじっくり観察しながら赤面ものの台詞を言ってる。
「や、やだっ……」
「それはどっちの嫌なんだ?」
康哉は笑いながらヒクヒクしている部分を撫でていく。
「修平をイかせるだけでも俺は満足だけど」
そんな事言われながらガチガチの分身にチュッとキスされると、勝手に腰がガクガクと震えた。
「どうする?」
先端をゆっくりと康哉の舌が這う。
「あっ、やだっ……あ、康哉、イく」
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