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走馬灯のように駆け巡る記憶の波。
そして目の前には呆れ顔の蒼がいた。
「姉貴さーもうちょいダイエットした方が良いんじゃねぇの? 腕がちぎれるかと思った」
「んなっ! そんなに太っちゃいない…わよ…………多分」
口ではそう反論しながらも、実は最近お腹回りがちょっと気になってた。
合コン行って家に帰ると大抵深夜だから、ついついコンビニでちょっとした甘いものとか。
合コンが無くても夜中まで起きてる事が多いから、小腹が空いちゃって、軽く作った夜食を食べたり。
うーん。蒼の言う通りにするのはちょっとシャクだけど。
真面目に考えてみようかな、ダイエット。
「あーはいはい。それは分かったから、もう少し休んでろよ」
「う、うん……ところでここは?」
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