本編02.姉弟の一線は?

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  走馬灯のように駆け巡る記憶の波。 そして目の前には呆れ顔の蒼がいた。 「姉貴さーもうちょいダイエットした方が良いんじゃねぇの? 腕がちぎれるかと思った」 「んなっ! そんなに太っちゃいない…わよ…………多分」 口ではそう反論しながらも、実は最近お腹回りがちょっと気になってた。 合コン行って家に帰ると大抵深夜だから、ついついコンビニでちょっとした甘いものとか。 合コンが無くても夜中まで起きてる事が多いから、小腹が空いちゃって、軽く作った夜食を食べたり。 うーん。蒼の言う通りにするのはちょっとシャクだけど。 真面目に考えてみようかな、ダイエット。 「あーはいはい。それは分かったから、もう少し休んでろよ」 「う、うん……ところでここは?」  
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