本編01.悲しき女の性

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  「はぁ……私って、どうしてこうなんだろ」 並々と注がれたビールジョッキ片手に、一気にそれを飲み干す。 でもさ、やっぱり生理的に受け付けないんだよね。 好きな人は別だけど、好きでもない男に触られるなんて……さっきの感触を思い出しただけで寒気がする。 「こんなんだから彼氏も出来ないのかなぁ……」 周りを見渡せば、私という存在はそっちのけでもうペアが出来てしまっている。 どうやら今日も私だけあぶれてしまったようだ。 「やけ酒してやる」 手当たり次第に酒をあおる。 高校時代に初めて付き合った先輩と別れてから、一向に彼氏が出来ない自分をひっそりと嘆く。  
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