本編01.悲しき女の性

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  ポンポンと肩を叩かれて振り向くと、そこにいたのは同じサークル仲間で親友の亜美(あみ)だった。 栗色のショートヘアに大きなぱっちり目。 ぽってりした艶のある唇。 極めつけは、守ってあげたくなるような小さな背に、童顔には似合わない豊満な胸を持っている彼女。 道行く男の目は亜美とすれ違うだけで振り向くほど。 つまり、女の私の目から見ても可愛いのだ。 「亜美はいいよねぇ……見た目可愛くて、誰とでも付き合えて。わらしなんか、わらしなんかぁ……」 「あーあ。これは相当酔ってるわね」 テーブルに泣き崩れる私を見かねて、何やら亜美はスマホを取り出してどこかに掛けているようだ。  
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