135人が本棚に入れています
本棚に追加
ポンポンと肩を叩かれて振り向くと、そこにいたのは同じサークル仲間で親友の亜美だった。
栗色のショートヘアに大きなぱっちり目。
ぽってりした艶のある唇。
極めつけは、守ってあげたくなるような小さな背に、童顔には似合わない豊満な胸を持っている彼女。
道行く男の目は亜美とすれ違うだけで振り向くほど。
つまり、女の私の目から見ても可愛いのだ。
「亜美はいいよねぇ……見た目可愛くて、誰とでも付き合えて。わらしなんか、わらしなんかぁ……」
「あーあ。これは相当酔ってるわね」
テーブルに泣き崩れる私を見かねて、何やら亜美はスマホを取り出してどこかに掛けているようだ。
最初のコメントを投稿しよう!