ひみつ

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彼から突然「二人で会える?」と聞かれ、久々に相談か?最近結婚に向けて動いてるみたいだしな、なんて思って特に疑問にも思わず会った。 「どういう相談?」と聞くも、なぜか家に連れて行かれた。 彼の家に入るのは初めてだった。 今まで一度だって怪しい雰囲気になったことなんてないから、深く考えなかった。 気が付けば、なぜか彼に胸を揉まれていて、疑問に思いながらも最後までしてしまっていた。 なぜなのか、自分でもわからなかった。 流された。 魔が差した。 欲求不満だったのかな。 だけど、そんなことより、事後、後悔と罪悪感が半端なかった。 「なんでシたの?」 「なんでだろう?」 は?バカじゃないの? 彼女の親友を誘ってきた彼は最低だ。 でも、それに応じた私はもっと最低だ。 彼は、あのコと別れたいわけではないだろう。 私のことを好きなわけでもないと思う。 あのコを悲しませたくはない。 あのコに感づかれないように、完璧に証拠隠滅して!と指示して彼の部屋をあとにした。
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