想いを残して

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異国の博物館に展示されていた割れたガラスのボトル 中に入っていた小さな紙片 それは遠い過去、大昔に投函されたボトルメールの言葉 愛する人への言葉 遠い国で戦争で囚われて、海の近くの港の街 「僕の愛する人 僕の愛する家族 ごめんなさい  僕はもう愛するあなたたちのところには戻れないと思います」 「海賊に囚われてた時に大きな怪我をして日に日に悪化してます 届くかどうかわからないけど こうしてボトルメールを海へ流します 愛してます 僕はヨハン 〇〇街のヨハン」 消えかけた震える文字で刻まれた言葉だけがこうして残っている。 再編 7・18前後 吉日
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