第Ⅱ章-マリンホール出現-

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二人は恐る恐る近づいて行った。 光が届かない場所で何故海の底が光っているんだ?そんな気持ちを抱きながら。 その時だ。 風も吹いていないのにボンヤリ光る海が波打ってきた。 明亜「な、なんだ⁉」 二人は立ち止まり、しばらく様子をうかがった。 マリア「気のせい?」 マリアは震えながら言った。 明亜はおもぐろに岩の間にあった小石をつかみ、明亜 「誰かいるのか⁉いるなら出てこい」 勢いょくその小石をボンヤリ光る海の底に叩きつけた。 バシャンと辺りに水しぶきが飛び散る。 ???「イタァ」 誰かの悲鳴が聞こえた。 マリア 「女の人の声が聞こえたょ。」 マリアは恐る恐る言った。だが辺りを見回しても誰もいない。 しびれを切らした明亜は 明亜 「誰だ⁉姿を見せろ❗」 と、洞窟に響き渡る声で怒鳴った。 するとまた海面が波打ちだした。そしてよく見ると海の底から二つの人影がハッキリ見えた。 マリア 「なんか来るょ⁉」 明亜はマリアをかばうようにして身構えた。 すると海面から勢いよく人の形をした何かが出てきた。
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