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二人は恐る恐る近づいて行った。
光が届かない場所で何故海の底が光っているんだ?そんな気持ちを抱きながら。
その時だ。
風も吹いていないのにボンヤリ光る海が波打ってきた。
明亜「な、なんだ⁉」
二人は立ち止まり、しばらく様子をうかがった。
マリア「気のせい?」
マリアは震えながら言った。
明亜はおもぐろに岩の間にあった小石をつかみ、明亜 「誰かいるのか⁉いるなら出てこい」
勢いょくその小石をボンヤリ光る海の底に叩きつけた。
バシャンと辺りに水しぶきが飛び散る。
???「イタァ」
誰かの悲鳴が聞こえた。
マリア 「女の人の声が聞こえたょ。」
マリアは恐る恐る言った。だが辺りを見回しても誰もいない。
しびれを切らした明亜は
明亜 「誰だ⁉姿を見せろ❗」
と、洞窟に響き渡る声で怒鳴った。
するとまた海面が波打ちだした。そしてよく見ると海の底から二つの人影がハッキリ見えた。
マリア 「なんか来るょ⁉」
明亜はマリアをかばうようにして身構えた。
すると海面から勢いよく人の形をした何かが出てきた。
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