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明亜とマリアは洞窟へ自転車で向かって行った。その途中、マリアがふと思い出したょぅに言った。
マリア 「ねぇ、覚えてる?」
明亜 「ん?」
マリア「私達がまだぁの洞窟で遊んでた時に、明亜が私の宝物を海に落としちゃった時の事」
明亜は少し考えた。
あの時はマリアのおじいさんが亡くなった時で、落ち込んでいたマリアを慰めようと洞窟に誘った時の事だ。ちょうど明亜の誕生日でもあった日。
マリアはおじいさんが大切にしていた黒い箱を大事そうに抱えていた。
明亜「それなにが入ってるの?」
幼い明亜は不思議そぅに訪ねた。
マリア「わからない。おじいさんが絶対開けたらだめっていうの…私が二十歳っていう年になるまで…」
マリアが持っていた黒い箱はカギがかかっている様子はなく真っ白いヒモで四角く結ばれているものだった。
明亜「じゃぁ二十歳って年になるまでこの箱をここに隠そうぜっ‼んで、二十歳って年になったらここで二人で開けるってのはどぅだ⁉」
マリア「…でも。」
戸惑うマリアをよそに
明亜「貸せよ」
明亜は強引に箱を奪った。しかし勢い余って箱を海に落としてしまった。
明亜・マリア「あっっ‼」
急いで手を伸ばしたが箱はみるみる海の中へ吸い込まれて行った。
マリアは号泣し、明亜は焦るばかり…どうする事も出来ずにそのまま月日がたってしまったのだ。
明亜 「あ、あったな、そんな事。」
マリア「ショックだったなぁ、ホントに大事にしてたんだから😠」
マリアは少しふてくされて言った。
明亜 「悪かったって💧今でもすごく反省してるんだ。ごめんな💧」
申し訳なさそうに明亜は誤った。
マリア 「今日、守魁と一緒に見つかればぃぃなぁ」
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