命を守る使命の前で

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 この気持ちを悟られてはならないと知っていても、隠し通せないかもしれないと不安になる程、彼のことが好きだから。  私の職業は聖女。国から任命された正式の聖女。  私は仕事として彼のそばにいる。  でも、この気持ちは彼には隠し通すのだ。  私の耐え難い胸の痛みは、王子である彼の命を守る使命の前では隠し通せるものなら隠し通すべきものだから。
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