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狸には少し前まで(とは言えもう半年以上ご無沙汰である)交尾の相手が居た。白っぽい女狸だった。若い頃狸と女狸は頻りに交尾を繰り返し、四人の子を儲けた。狸は育児にリアリティを持てず、次の種付けがしたかったけど、女狸は育児に夢中でそれどころでは無かった。持て余した狸は誘って来た雌とやろうとしたけど勃たなかった。相手には「奥さんが好き過ぎるんだね」と言われたが、それは自分の魅力の不足を補いたいが為の言葉だと思った。
「僕のちんこはこんなに勃つんだ。彼女としか出来ないわけがない。勃ったら速やかに挿れて後はめちゃめちゃに腰を動かせば良いんだ」
狸はそう思った。
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