♯ 81

1/1
前へ
/108ページ
次へ

♯ 81

___ ガラガラッッッ 沖田&瑞希「 遅くなりましたっっっっ .... 」 土方「 ははっ、滅茶息切れしてるじゃねぇか w 」 瑞希「 笑うんじゃねェ歳 ... 」 沖田「 気付いたら夜飯の時間でッ ... 全速力で帰ってきたんですよッ ... 」 藤堂「 二人とも汗凄いぞ ?!!?!? 」 おゆき「 沖田様 ? 手拭いお持ちしましょうか ? 」 沖田「 あ、いえ ... 」 おゆき「 屯所の中と外では気温差があります 。寒暖差で風邪を引いてしまう      かもしれませんし ... 」 沖田「 ... じゃあお願いしましょうか、有難うございます 」 あー安定に僕のことは無視ですか、はいはい( 諦 ) ていうか令和でも江戸でもやられてるんだから流石に慣れるよね() ・ おゆき「 沖田様 ? 手拭いお持ちしましょうか ? 」 沖田「 あ、いえ ... 」 おゆき「 屯所の中と外では気温差があります 。寒暖差で風邪を引いてしまう      かもしれませんし ... 」 沖田「 ... じゃあお願いしましょうか、有難うございます 」 ... 普通男の俺より女性の瑞希さんを優先するでしょ 幾ら瑞希さんが強いからといって、男に比べて体が弱いのには変わりないのに ていうか此奴瑞希さんのこと見向きもしなかったよね なんなの此奴 。瑞希さんが風邪引いてもなんにも思わないってか まあそうだよね、輝を何の感情もなしに傷つけるような奴だもんね 瑞希さん、風邪引かないかな 。今も寒そうにしてるのに これで瑞希さんが風邪引いたりしたら、絶対に此奴の所為だ なんならもう此奴のことなんて _____ 沖田( ___ あーくそ ) 沖田( 瑞希さんのことになると調子が狂う ... ) 俺は瑞希さんへ、異常な程執着してるんだなと 初めて感じた時だった ・ おゆき「 沖田様ッ !! 手拭いお持ちしました !! 」 僕と沖田様が食事を食べ始めて一寸して、おゆきが手拭いを片手に広間へ 戻ってきた 隣に居る僕は勿論のことフル無視で、沖田様に手拭いを渡す 沖田「 嗚呼、有難うございます ...( チラッ 」 沖田様が心配そうに此方を見つめてくれる 僕は手拭いがないから、風邪を引かないか心配してくれているのだろう 瑞希「 ... くしゅっ 」 沖田「 !! 瑞希さ ___ 」 輝「 ___ 瑞希さん !!! 」 瑞希「 ひ、輝 ?!??! 」 輝「 お二人が汗だくの状態で広間へ駆け込んで行くのが見えたので ...    風邪を引いてしまうと思って手拭いを持ってきたんです 」 沖田「 流石輝、優秀だね 」 おゆき「 ... 」 沖田「 ... 勿論すぐ異変に気づくおゆきも優秀ですよ 」 おゆき「 そうですよねッ !!!! 」 沖田( めんどくさ()) うわ、あからさますぎて笑えるわ どんだけ輝と僕のこと嫌いなんだよ此奴 瑞希「 あ、手拭いもらってもいい ? 」 輝「 どうぞ 。その為に持ってきたんですし 」 輝「 ... おゆき 」 おゆき「 何 ? 」 輝「 何故瑞希さんには手拭いを渡さなかったのです ... というよりまずまず    持ってきてもいないようですね 」 瑞希「 輝、おすわりおすわり 」 輝「 ... シュンッッ 」 瑞希「 んぐっっ( 」 沖田「 輝、瑞希さんの為にわざわざ有難う 」 沖田「 でもまだ怪我治ってないでしょ ? 大人しく部屋に戻って安静にすること 」 輝「 はい ... 」 土方「 ... 輝、此方来い 」 輝「 え ? あ、はい 」 歳に呼ばれて、輝は歳の隣に座る 其処変われよ土方コノヤロー 土方「 ... ナデッッ 」 瑞希「 死刑 」 沖田「 ブッッ www 」 瑞希「 沖田様 ??? 」 沖田「 否ッ w 流れがッ w 流れがよすぎてッ ww 」 土方「 わざわざ総司達の為にありがとな 」 土方「 また治ったら、新選組の使用人として宜しく頼む 」 輝「 ... はい 」 輝「 っ ... /// では俺はこれでッ ... 」 土方「 あ、輝 !? 」 瑞希「 え一寸 !?!? え !?!?!? 」 バタンッッ 沖田「 ... もの凄い勢いで出ていきましたね 」 瑞希「 まだ話したいことあったのにぃ ...(泣)」 土方「 ... オレナンカシタカ ... ? 」 うわガチめに動揺してるんだけど ウケる( 永倉「 ... 土方さん 」 土方「 ナンダ ? 」 永倉「 朗報だ、彼奴は嫌だったからこの場を逃げたんじゃない 」 永倉「 嬉しかったから逃げたんだ 」 土方「 !?!? ... そ、そうか 」 沖田「 ... 撫でられたら嬉しいのは当たり前でしょう ... ? 何故朗報なのです ... ? 」 瑞希「 ... 沖田様 ... 」 永倉「 沖田 ... 」 藤堂「 沖田 ... 」 原田「 嗚呼、おう ... うん ... 」 土方「 総司 ... 」 沖田「 なんでそんな哀れみの目で見るんですかッ !?!? 」 沖田は大変初心であった ・ おゆき( ... 沖田様の傍に瑞希がいたのが気に食わないけど ) おゆき( まあいいかな、だって今日は夜 ... ) おゆき( あーもうッ !!! 想像するだけで楽しみだわッ !!!!! ) この時のおゆきはまだ知らなかった その " 夜 " が、 トラウマとなる出来事が起こる時だということを ___ 。
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加