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♯ 83
__「 ... さん、瑞希さん 」
沖田「 瑞希さん !!!!!! 」
瑞希「 ふぁ( パチッッ 」
やば、僕達ぶっ倒れたんだった !!!!!!!!
沖田様体調大丈夫かな !?!?!?
あ、もしやもう朝飯の時間なのでは !?!?!?!?
瑞希「 え !? 朝飯はまだ間に合いますよね !? 」
沖田「 否、それどころじゃなくて __ 」
沖田「 ___ 此処は何処です ... ? 」
沖田様が放った一言に、僕は驚きを隠せなかった
瑞希「 え ... ? な、何を云って ... 此処は新選組屯所の門前 ... 」
そう云いながら体を起こすと、眼の前にいたのは
星降「 夏目センパイ、おはよう御座います 」
瑞希「 ひぇえぇぇぇぇぇっっっっ !?!?!??! 」
星降夕星だった()
え、でも沖田様も居るよね ?
... 嗚呼、成程
瑞希( 沖田様も連れてきちゃったのね ...( 遠い目 ))
昨日の霧がかかっていくように見えたのは気の所為じゃなかったのかッ ... !!!!()
ていうか近くに居た人も未来連れてきちゃうのかよッ ... 使えねぇな !!!!!!((
ま、まあこれで一応未来人ってことは信じてもらえる ... !!!!!
その時、僕の隣で寝ていたであろう、歳と胡月も目を覚ました
土方「 ... おい総司 」
土方「 此処は何処だァ !?!?!??! 」
わあ、目覚めた瞬間から大声出せるんだ
尊敬しちゃーう( 棒 )
まあ僕も先刻寝起きに大声出してたんだけど(
沖田「 俺が知ってるとでも !?!?!??! 」
胡月「 んだ此処 ... んで手前は誰だ 」
星降「 星降夕星です( ニコッ 」
胡月「 夕星な 。俺朝比奈胡月 。宜しく 」
星降「 宜しくお願いします胡月さん( ニコッ 」
出た猫かぶり夕星
此奴あんま関わりのない人とか初対面の人の前では猫かぶってんだよね
瑞希「 というか胡月は何自然に話してんのさ 」
胡月「 諦めた 」
瑞希「 諦めんなよ 」
土方「 で、瑞希 。此処何処なんだ ? 」
瑞希「 あー ... 」
瑞希「 ... 僕が云ってる未来です ... 」
「「「 ... はぁ !?!?!?!? 」」」
沖田「 で、でも確かに周りには見たこともない物が沢山 ... その星降さん ... ? の
身に着けている服も見覚えのないものですし ... 」
土方「 ほ、ほんとに此処は未来なのか ... ? 」
胡月「 未来だったのか此処 」
瑞希「 なんで御前はそんな冷静なんだよ 」
胡月「 だから諦めた 」
瑞希「 だから諦めんなよ 」
此奴飲み込みが早いのか諦めが早いのか判んねぇな()
星降「 瑞希 」
星降「 俺にも状況説明しろよ 」
瑞希「 あごめん 」
夕星の存在忘れてた((
・
星降「 ___ ふーん、つまりは其奴等新選組の奴等なんっすね 」
瑞希「 そうそう 」
瑞希「 ていうか今僕がぶっ倒れてから何時間ぐらい経ってる ? 」
星降「 貴方が客室でぶっ倒れててそれを俺が発見したのが丁度一日前っす 」
沖田「 未来と私達の世界とでは時間の経ち方も違うんですね ... 」
星降「 っぽいっすね 」
土方「 御前 ... 本当に未来人だったんだな ... 」
瑞希「 手前まだ信じてなかったのか 」
土方「 ったりめぇだろ 」
胡月「 へー、瑞希未来から来てたんだ、すっご 」
瑞希「 だからなんで御前はそんな飲み込みが早いんだよ 」
胡月「 才能 」
瑞希「 死ね 」
胡月「 御前が死ね 」
土方「 朝から暴言祭り辞めろ 」
星降「 ... 夏目センパイ 」
星降「 タイムスリップしてから頭のネジ何本か外れました ?( 」
瑞希「 おい夕星手前殺されてぇのか( 」
まあ事実なんだけど((
沖田「 え ? 瑞希さんのこの性格って元からなんじゃ ... 」
星降「 否、夏目センパイは友人にも ... 勿論俺にも超絶塩対応のクール系女子
でしたよ 」
星降「 なので女性人気が高かったですね 。ファンクラブもありましたし 」
土方「 くーる ... ? 」
沖田「 ふぁん ... ? 」
胡月「 くらぶ ... ? 」
星降「 ... は ??? 」
瑞希「 夕星、よーく考えろ 」
瑞希「 此奴等が元居た時代は ? 」
星降「 1863年 ... あ 」
星降「 成程、英語判んないのか 」
瑞希「 そういうこと 」
星降「 えーと、クールがかっこいいって意味で、ファンってのは ...
んー ... まあ夏目センパイの愛好者、ですかね 。 」
星降「 んでクラブってのが多数の人が所属している組ってことです 」
沖田「 組 ... 新選組のようなものですか ? 」
星降「 まあ解釈はそれでいいと思います 」
土方「 未来ではこんな意味不明な言葉が日常的に使われてるのか ... ? 」
瑞希「 うん 」
胡月「 駄目だ、俺生きてけねぇ 」
沖田「 胡月只でさえ勉強出来ないもんね 」
胡月「 うるせぇこの天才が 」
沖田「 ふふ、すいません 」
瑞希「 ... そうだ !!!!! 」
「「「「 ビクッッ 」」」」
瑞希「 折角未来来たんだしさ、 」
瑞希「 未来観光、しない !?!? 」
沖田「 未来 ... 」
土方「 観光 ... ? 」
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