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♯ 85
沖田「 __ はーッ、お腹一杯です 」
土方「 そりゃあの大きさのぱんけーきおかわりすればそうなるだろ 」
沖田様、あのパンケーキ二個食べたんですよね
凄くないですか(
因みに僕は五個です((
胡月「 因みに瑞希、御前腹は ... ? 」
瑞希「 まだ入る 」
胡月「 御前もう人外だろ 」
おいか弱い乙女に向かって云う言葉かそれは( 全然か弱くありません )
沖田「 瑞希さん 」
瑞希「 はい ? 」
沖田「 自分の意思で元の時代に戻ることは可能なのですか ? 」
あー ... 流石に新選組の幹部達がずっと不在だったら色々とやばいもんな ...
瑞希「 すいませんが ... 僕自身の意思で自由に行き来出来る訳じゃないんです 。
眼の前に霧がかかったような感じで眠りに落ちると、未来に帰れる ...
それしか今は判ってません 」
沖田「 へぇ ... 色々と不便なんですね 」
瑞希「 そうなんすよ 」
土方「 なあ、そろそろ帰らねぇか ? 」
星降「 え、もうっすか ? 」
土方「 周りの建物高すぎるわ人多すぎるわで吐きそう ... 」
星降「 よし帰りましょう 」
胡月「 俺等の時代の首都とは格がちげぇよな ... 」
歳吐きそうになってるんですけど、おもろ(
星降「 夏目センパイ、土方さんがそう云ってるし帰りましょ 」
瑞希「 ... 一寸僕寄らなきゃなんないとこあっから、先帰ってて ~ 」
夕星にそう言葉を吐き捨て、僕の家とは逆方向に歩き出す
星降「 え、ちょ、夏目センパイ !?!?!? 」
星降「 鍵はどうするんですか !?!? 」
鍵の心配かよ(
否普通僕の心配するだろ、夕星手前男だろ( 関係ありません )
瑞希「 鍵なら多分兄貴が帰ってる頃だと思うから空いてるよ ~ 」
夕星に伝え、僕は目的の場所へと向かった
・
タッタッ ... トンッ
瑞希「 うし、着いたっと 」
僕の目的地、其処は ___
« 神楽家 »
___ 親戚の家だった
瑞希( にしても来るの久々だなー ... )
ピーンポーン
そう思いながらチャイムを鳴らす
ガチャッ
?「 んー ... って瑞希 !?!? 」
瑞希「 那都おひさー 」
那都「 えー久し振り !! 急に茨城まで来てどしたの ? 」
そう
僕、わざわざ東京から茨城まで来たんだ
とある重要な用事の為に、ね
瑞希「 狼架居る ? 」
那都「 狼架はまだ帰ってきてないけど ... 」
那都「 狼架に用事 ? 」
瑞希「 うん、超絶重要な用事 」
那都「 へー ... ま、なんかは知らないけど中で待ちな ~ 」
瑞希「 あざーす ♪ 」
そして神楽家にお邪魔する
にしても相変わらずでけぇなこの家()
まータワマンだし当たり前か ...
衣狼「 あれ、瑞希 」
瑞希「 衣狼 !! おひさ ~ !!! 」
衣狼「 久し振り、わざわざこんなトコまで来てどうしたの ? 」
瑞希「 否ー、一寸狼架に超絶重要な用事があってねー 」
衣狼「 ふーん ... 」
衣狼「 あ、良かったら久し振りにゲームしない ? 」
瑞希「 お、いいねぇ !!! 」
衣狼「 一寸待ってて、ゲーム取ってくる 」
タッタッタ
衣狼やさしぃ ... 相変わらず好き ... !!!!
やっぱ衣狼天使女神だね(?)
那都「 瑞希、飲み物なんにするー ? 」
瑞希「 カフェオレ !!! 」
那都「 あんた好きよねー ... おっけー、今作るわ 」
那都の入れるコーヒーはまじで美味い
もう全人類飲んだほうがいい、ノーベル賞取れるくらいに美味い(?)
タッタッタ
衣狼「 持ってきたよー 」
衣狼が某赤帽子のゲームとゲーム機を手に、リビングに戻ってきた
瑞希「 マ◯カじゃーん !! 久し振りにやるー !! 」
衣狼「 弱くなってるんじゃない ? 」
瑞希「 は ? んな訳ねぇだろ 」
衣狼「 冗談冗談 」
神楽家は僕が日頃からお世話になっている親戚だ
僕の母親が那都の姉貴で、その姉貴は僕が小さい時からほぼ育児放棄状態
だったから
那都達神楽家が僕のこと育ててくれたんだよねー
ほんとに感謝しかないよ、那都達には
那都は会社の社長、衣狼はフライトナース、狼架はフライトドクター
三人共超ハイスペックで給料が高い仕事に就職してるんだ
だからこんな高級タワマンの最上階に住んでても違和感ないよね ~ ...
瑞希「 あ" !?!?!? おい衣狼御前甲羅投げただろ !!!!!! 」
衣狼「 投げてねぇよ !?!?!? 人に罪なすりつけんな !?!?!?!? 」
瑞希「 じゃあ誰が投げたんだよ !!!!!!! 」
衣狼「 AIだろAI !!!!!!!! ぎゃああああああ !!!!!! 」
瑞希「 へっ ... ★ 仕返しのバナナだぜ ... ★ 」
衣狼「 だから俺やってねぇって !!!!!!!! 」
瑞希「 いいや絶対御前だね !!!!!!!! 」
衣狼「 チッッ ... 」
瑞希「 は ? 御前この瑞希様に舌打ちとかいい度胸ならこら 」
衣狼「 あ" ? 8歳年上の奴になんつー口の聞き方してんだ手前 」
那都「 はいはい、あんた等ゲームしだしたらすぐ喧嘩になる癖そろそろ
直しなさいよ 」
瑞希&衣狼「 だって此奴が !!!!!! 」
那都「 五歳児か御前等は 」
そんなことを言い合っていると、
ガチャッッ
玄関の扉が開く音がした
瑞希「 狼架だ !!!! 」
ダッッッ
バンッッッ
リビングの扉を壊す勢いで開けて、
玄関に急ぐ
衣狼「 相変わらず狼架のこと大好きだね 」
那都「 ね、まー狼架に懐くのも判らなくはないけど 」
衣狼「 彼処まで執着してると一寸怖い 」
那都「 判る 」
ドドドドッッッ
瑞希「 どーんっっっっ !!!!!! 」
ボキィッッ
狼架「 ぐえっっ !?!?!?!? 」
あれ、なんか今しちゃいけない音がしたような ...
まあいっか( よくありません
狼架「 なんだ !?!?! え瑞希 !?!??! 」
瑞希「 狼架久し振りー !!!!!!! 」
狼架「 わざわざ茨城まで来てなんの用だ !?!?!? 後離せ !!!!! 俺が潰れる !!!!!! 」
瑞希「 はーい ...( シュンッ 」
狼架「 ... 抱きついてていいから 」
狼架「 くれぐれも力加減に気をつけること 」
瑞希「 パァァァッッ ✨ 」
僕は小さい頃から、狼架のことが大好きだった
不器用だけど、優しくて、面白くて
医者としての仕事が忙しいだろうに、僕と毎日遊んでくれて
そんな狼架が大好きで、信頼していて
一番素を出している人物だった
瑞希「ギューッッ 」
狼架「 ... で、要件は ? 」
狼架「 わざわざこんなとこまで来るんだから、相当なもんなんだろ ? 」
瑞希「 流石狼架、察しがよろしいことで 」
瑞希「 要件は___ 」
瑞希「 ____ 結核予防と治療、免疫力UP、健康維持の成分を全て持ち合わせる
薬を調合して欲しい 」
狼架「 ... 成程、調合依頼な 」
狼架「 金は頂くぞ ? 」
瑞希「 うん、いくらでも払うよ 」
瑞希「 ___ 大事な人の為なら、ね 」
★
どうも、作者です
僕の他の小説も読んでくれている方は判るかも知れませんが、
神楽狼架、神楽衣狼、神楽那都
この三人は、僕の作品「 catch me . 」に登場するキャラです
本作では狼架達の未来を、少しだけ見ることが出来ます
よければ「 catch me . 」の時代の狼架と、本作の未来の狼架の二人を
見比べて、成長したなと感じてみてください
まあ彼奴が医者になってる時点でもの凄い進歩なんですけど()
一応年齢はこんな感じです
狼架 ⇒ 25歳
衣狼 ⇒ 24歳
那都 ⇒ 31歳
それでは、また次回 .
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