頭のいい人が話す前に考えている 著者:安達裕哉

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頭のいい人が話す前に考えている 著者:安達裕哉

 著者はコンサルタント。  随所で引き合いに出されるのが若干気になりました。  読んで行く上で黄金法則が七つ。  ①とにかく反応するな。  冷静沈着に。  怒りの感情のまま行動する時、人は愚かになる。  行動or発言は数秒間を置く事。  ②頭のよさは、他人が決める  =IQや学力の高さではない。  その人のことを頭がいいと認識している人によって定義される。  ③人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する  賢いふりをするのではなく、賢くふるまうこと。  正論だが中身のない会話では人の心は動かない。  ④人と闘うな、課題と闘え  頭のいい人は、論破しない。  論破。これは昨今SNS等でも度々見かけますね。捲し立てて言いくるめている人を見ると良い印象を抱かないのは確か。  賢い人ほど議論で論破、勝敗をつけるのではなく、冷静に課題の改善に取り組むよな、と共感。  言い合いに勝ったところで、課題がそのままではただの自己満足。  ⑤(思いあるい、は考えが)伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないせい  話し方、いわゆる話し方のビジネス書で紹介される〝型〟や〝ルール〟だけうまくなっても、意味がない。  本質を伝える=きっかけを考えることにはならないため、自分が本当に伝えたい事は伝わらず、相手の心も動かない。  ・雑にできない雑談なんて、別にしなくていい。  ・黙っていい、むしろ積極的に沈黙しろ。  ・言い方には気をつけるべきだが、うまく話せる必要はない。  ・テクニックで賢いフリはするな  ⑥知識は他人のために使って初めて知性となる  頭のいいひとは賢いふり=知識をひけらかすのではなく、知らないふり=相手の考えを引き出すことがうまい。  こうやれば良いと最初から正解を提示するだけでは、相手の成長、心が動く事にはつながらないことも多い。    ⑦承認欲求を満たす側に回れ  自尊心を高く自信を持ち、自分自身の有能さは自己アピールではなく結果でを示すこと。  自己主張するのではなく、相手を尊重して与えられる人になりましょう、ということですね。  一説によると人間の価値観って、七歳くらいまでに築かれ、自尊心は家庭環境と親との関係性も大いに関係するそう。  大人になってから高める事もできる、努力でどうにかなる部分もあるけど、結構難しいですね。  特に日本人は自尊心が低い傾向にあるようですし、承認欲求に飢えてしまうのも納得といいますか……。  それを踏まえた上で、意識して改善しないとダメですね。  この黄金法則七つを念頭に、相手の話を上辺だけでなくしっかりと聞く事、また5つの設問を用いて深堀りし解像度と思考を深める事など、会話術を高めるテクニックが分かりやすくまとめてありました。  メモ取るの忘れ&少し時間経っているため、後半のアウトプットが残念なことに。  またそのうち後半読み直してまとめよう。
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