人は話し方が9割 著者:永松茂久

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人は話し方が9割 著者:永松茂久

 前回読んだ本に続いて、コミュニケーションのためのビジネス本。  対面で人と話すのがどうしても苦手なため、少しでもそういった意識を変えていければと思ってチョイス。 ・話し方がうまい人が周りにいる環境に身を置く  言葉、話し方は周りにいる人たちの影響を受ける。  親子、恋人、友人間で言葉使いが似るのはよくある事ですね。 ・否定のない空間をつくる  話す力は〝スキル〟より〝メンタル〟に左右されるところが大きい。  自己肯定感を高めるため、否定のない空間を作る=相手を否定しない、肯定の姿勢が大切。 ・とにかく正解を出さなければいけない、という思い込みを捨てる  学校のテストのように正解が決まっているものではない。 ・笑顔でうなずくこと  共感、理解に繋がる仕草。  人は自分を理解してくれる人を好きになる。 ・プラストーク  前向きな話は、人を元気にする。  後ろ向き、否定的な話は自分自身だけでなく、相手の意欲も削ぐ。 ・相手を尊重し、理解する  人は誰しも、自分が一番大切で興味がある。  だからこそ自分を一旦置いて、相手を主体に。 ・話す力より、聞く力を磨く  上記に通ずる点。  相手との距離を縮め、理解するには己を前面に出すのではなく、まずは相手の話を聞くところから。 ・相手の話を広げていく  感嘆→反復→共感→称賛→質問  拡張話法。  また、話を広げるキーワード集を作り、習慣化する ・上手く話そうとしなくていい、大切なのは気持ちやスタンス  饒舌(じょうぜつ)に語ったとしても、そこに心がなければ思いは伝わらない。 ・沈黙は悪いことじゃない。苦手な人に自分から無理に話しかけなくて良い  話さなきゃ、という強迫観念は捨てる。 ・話しやすい人との時間を増やしていく。会話の難しい人との距離を無理に詰めなくていい ・ほめ方にもコツがある ・相手に好かれる話をする  相手の興味のある話題などで盛り上げていく ・相手の名前を覚えて、呼ぶ  名前とはその人を表す最も身近で大切なもの。 ・自分自身が楽しむことで、周囲を巻き込む  楽しそうにしている人に巻き込まれたくなるのが人間の心理。  最初は相手にされなくとも、続けていれば共感を得られる。 ・共通点があると話は盛り上がる  食べ物、出身地、ペットなど。  定番どころから話を広げていく。 ・一緒に笑える人になる ・自分史を書く、プロフィールをまとめる、キーワードを絞り込む  自己紹介は経歴よりも思いを込める。 ・最強のネタ帳、しくじりリスト  笑える程度の失敗談は、話のタネになる。 ・好かれる前に、嫌われないこと  人の感情は快か不快の二極。  一旦、不快へシフトしてしまうと、印象を変えるのは至難の業。 ・余計な一言をいわない ・相手を傷つけないように、正論を伝える  遠回しに、例えば自分の体験談として伝えるなど。  相手の目線に立って考え、(おもんばか)ることが大事。 ・がんばれは言い方とタイミングに気をつける  闇雲にがんばれと声がけするのではなく、相手の状況をよく見て考えて伝えること。  がんばっているのに辛くて苦しい状況にいる人にとっては、何気ない「がんばれ」の言葉は凶器となる。 ・人を叱る時は、相手への敬意を忘れずに  恐怖で従わせ、強制するのは成長へは繋がらない。  相手のがんばり=掛けた時間や姿勢を無駄だと否定してはならない。 ・叱られても、言い訳をしない  真摯に受け止め、謝罪と感謝を伝える。 ・悪口は、言わない、聞かない、関わらない ・波長の合わない人とは付き合わない  無理に付き合っても、疲弊するだけ。 ・高圧的な物言いをする人には「反応しない練習」をする  総じてこのタイプの人は、こちらの反応を見て屈服させようとしてくる。 ・悪口を言う人を絶対に変えようとしてはいけない  共感して悪口を言わない、話題に関わらないことが大切 ・人のパフォーマンスは、リラックスしている時に上がる ・感謝の言葉を口ぐせにする、褒め言葉は積極的に受け入れる  ささいなことでも「ありがとう」の言葉を忘れずに。 ・「言葉の意味」ではなく「その奥にある感情」にフォーカスする  言葉だけを拾っても、コミュニケーションにはならない。  日本人の悪い癖な気がする。  けれど、それもコミュニケーションの一環。  表面だけを捉えずに、隠された感情に気付くこと。 ・話し方は心のありかたによって変わる  話し方は、その人の考え方の表れでもある。
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